自分でウィッグを染める!紅茶染めの方法
気に入ったウィッグを購入したけれど、色が少しイメージと違っていたり、不自然なテカリを感じた経験はないでしょうか。ウィッグを使っているうちに、気分転換に色を変えてみたいこともあるかもしれませんね。
そんな場合に、身近な材料でできる染色方法が、紅茶染めです。紅茶染めは、布を染める時にもよく用いられる方法ですよね。ただ、ウィッグを紅茶染めしても、あまり変化が見られないという声もあります。
また、ウィッグの紅茶染めは傷みにくい方法ではありますが、うねりが出てしまったという報告もありますので、ご理解の上、お試しいただけたらと思います。
テカリ防止、色のトーンを抑える紅茶染め
ウィッグの紅茶染めには、テカリを抑えてくれる効果があります。人工毛を使ったウィッグは、どうしても不自然なテカリが出てしまうことがあるのですが、ウィッグを傷めずにテカリを防止できるのが紅茶染めです。
ただ、紅茶染めは染色方法ですので、色の変化がいらない人には、制汗スプレーやベビーパウダーなどを使ったテカリ防止の方法もあります。
紅茶染めは、色のトーンを抑えて落ち着いた色合いにしたい時に有効な方法です。色の変化はあまり大きくなく、特に暗い色を染める時にはあまり変化が見られません。
明るい色を少し抑えたい時に使いたい方法ですね。しっかりと色を変えたいというなら、ダイロンという染料や、コピックという油性ペンを使った方法が有名です。
簡単にできるウィッグの紅茶染めの方法
まず、ウィッグが十分浸かる量のお湯を沸騰させて、濃いめに紅茶を煮出します。ティーバックなら、10個以上は用意して、飲めないくらいの濃さで煮出しましょう。
煮出し終わったら、バケツやたらいなどに移し、定着剤として大さじ3〜4杯入れます。定着剤は酢でもOKで、酢には彩度を落とす効果があるそうです。
ネットなどにウィッグを入れ、ムラが出ないようにひっくり返したりしながら、12時間から24時間くらい紅茶に浸けておきます。その後、水洗いしてから、シャンプーとリンスをして、乾かして完成です。
浸けこむ時間は、しっかりと染めたいなら、48時間くらい見ておいた方がいいでしょう。それ以上は長く置いてもそれほど違いは出てきません。きれいに染めるコツは何度も、ひっくり返して全体的にしっかりと紅茶につけることです。
ウィッグを紅茶染めする際の注意点
ウィッグの紅茶染めは、染め終わってみないことにはどんな風に染まるのかはあまり想像できるものではありません。紅茶の濃さや浸けこむ時間、その日の気温などでも左右されます。
また、使われている繊維の種類によっては染まらなかったり、染まり具合も変わってきます。心配な場合は、目立たないところの毛を少しとって、あらかじめ染めてみるということもできます。
染め終わった後にうねりが出てしまうこともあるようなので、衣類用の柔軟剤に30分から1時間ほど浸けてケアするといいようです。
それから、紅茶染めの時に使うネットですが、こちらも一緒に染まってしまうので、ご注意ください。効果のほどは繊維によっても変わってきますが、家に余った紅茶がある方などは、一度試してみてはいかがでしょうか。
※紅茶以外にはコーヒーでウィッグを染める方法もありますよ。