ウィッグが絡まる原因の静電気防止方法を紹介します
ウィッグを使う用途は様々かと思いますが、お気に入りのウィッグを見つけたら、できるだけ長く使いたいですよね。ウィッグは消耗品のため、使用するうちに劣化してしまうものですが、使い方を気を付ければ、長く使い続けることが可能です。
そのためには、日頃のお手入れが大切になります。その中でも、ウィッグを長く使うためには、静電気の防止対策は必須の対策と言えるでしょう。
ウィッグを使っていると、悩みの一つになるのが、静電気ではないでしょうか。今回は、ウィッグの静電気防止対策について、ご紹介していきます。
人工毛ウィッグに静電気が起きやすい理由とは
ウィッグには、人毛で作られたウィッグと人工毛(ファイバー)で作られた2種類があります。また、この2種類の毛を合わせて作られたミックスのウィッグも販売されています。
人工毛で作られているウィッグは価格が安く、おしゃれなデザインも多いため広く親しまれていますが、静電気が起きやすいという厄介な特徴があるのです。
静電気は、冬に起こりやすいものですが、乾燥した状態だと静電気が起こりやすくなってしまいます。人工毛ウィッグは、化学繊維が使用されているため、保湿力が低くすぐに乾燥してしまうので、静電気が起きやすいのです。
静電気が起こることによるウィッグへの影響とは
静電気が起きると、ウィッグの毛が絡んでしまったり、ちりちりに縮れてしまいます。また、静電気が発生すると、ウィッグに埃もつきやすくなってしまいます。
そして、一度絡まってしまったものを無理に直そうとすると、ウィッグの傷みの原因となってしまうのです。ウィッグは、絡まる前にブラッシングを行うように心がけましょう。
その時は、プラスチックでできたブラシを使うと、静電気が起こってしまうので、金などでできた静電気防止のブラシを使うようにしたいですね。ウィッグ専用のブラシも販売されています。
ウィッグの静電気を抑える方法
静電気防止のためには、保湿が一番の対策となります。ウィッグ専用のオイルスプレーを使えば、ウィッグの毛の湿度が保たれ、髪の表面に膜が作られるので、静電気が発生しにくくなります。
オイルスプレーを使えば、パサパサになった毛も艶を取り戻し、指通りもよくなるのでブラッシングもしやすくなります。ただ、オイルスプレーのつけ過ぎは、べたつくだけでなく、かえって絡まりがひどくなることもあるので、ご注意ください。
オイルスプレーは、シリコンが使われている洗い流さないタイプのトリートメントでも代用可能です。また、オイルスプレーは、人工毛、人毛、ミックス毛の種類によっては使用できないものもあるので、必ず使用上の注意を確認してから、ご使用ください。
それから、ウィッグの日頃のお手入れにはシャンプーもありますが、乾燥を防ぐためにお湯を使わず、ぬるま湯で優しく洗うようにしましょう。ブラッシングも優しく丁寧に行うのが、ウィッグを長持ちさせるコツです。静電気対策と日頃のお手入れを丁寧にして、愛着を持って長くウィッグを使いたいですね。